第6位 「分かりやすい表現」の技術 (ブルーバックス)藤沢 晃治 (著)
う〜〜〜ん、普通、ビジネス書のベストテンと言うと、ドラッカーとかマンキンゼーとか大前研一あたりが上位に来るのだが、僕の場合、すぐに使えるビジネス書を優先しています。
(ドラッカーもマンキンゼーもオオマエもあとで紹介しますが。)
何故、この『「分かりやすい表現」の技術』が6位に入ったかと言うとですね、まず、ビジネスの場ではこの「分かりやすい」ということが最優先です。
しかし、実際のビジネスの場では「分かりにくい」表現、プレゼンテーション、報告書が出回っています。氾濫していると言ってもいいでしょう。
僕の経験から言いますと外資系よりも内資系がその傾向にあります。
とにかく「分かりやすい」表現を心がけましょう。
そのために、どんな点を注意したらいいか?
その答えが、本書に紹介されています。
どれも、ちょっと気をつければ、簡単にできる話しばかりです。
分かりやすいとはどういうことか?
分かりにくいのはどうして分かりにくいのか?
是非、このあたりを熟読されまして、分かりやすい表現にしていきましょう。
分かりにくい表現は人生の無駄な時間を増やします。
新入社員の皆さんはまずこれを読みましょう!
新入社員必読のビジネス書です。
あとで紹介する「論理的に話す技術 相手にわかりやすく説明するための極意 (サイエンス・アイ新書) 」シリーズを合わせて読むと、最強です。
●「分かりやすい表現」の技術 (ブルーバックス) / 楽天
ちなみに、この藤沢 晃治さんの「分かりやすい」シリーズはどれもおすすめのビジネス書の代表です。
●「分かりやすい説明」の技術 最強のプレゼンテーション15のルール
===>これは僕の初期のプレゼンテーションに大きな影響を与えた本です。これであなたのプレゼンもパワーアップしましょう!
●「分かりやすい説明」の技術 最強のプレゼンテーション15のルール (ブルーバックス) / 楽天
●「分かりやすい文章」の技術 (ブルーバックス) / 楽天
●「分かりやすい教え方」の技術(ブルーバックス) / 楽天
●分かりやすい図解コミュニケーション術 / 楽天 |
第7位 全てはここに始まる『原因と結果の法則』
何かにつまずいた時や心が弱った時、頼りたくなるのが啓発書だ。
現実がままならないのは、すべて悪しき思いによるもので、環境のせいではないと説く。
結果としての成功も失敗も、その原因は必ず人間の心の奥底にある支配的な思いにあると言う。
「気高い夢を見ることです。あなたは、あなたが夢見た人間になるでしょう。」
「あなたの理想は、あなたの未来を予言するものにほかなりません。」
「自己コントロールは強さです。正しい思いは熟練技能です。 そして穏やかさはパワーです。」
この本の良さはシンプルな言葉で最小限の文章、例示もミニマムであるにも拘らず力強い説得力があり、読んでいるその場から気持ちが穏やかになり、ポジティブな気持ちが高まることだ。
自分を取り巻く人間関係は自分がつくったもの。
つまり、環境という結果は自分という原因が影響している。
冷静になって考えれば当然だ。
でも私たちは普段当たり前のことを忘れがちだ。
この本を読むと、自分のちょっとした傲慢さを改めて感じて反省すると同時に、他人をとやかく言うより先に自分を見つめないとだめだなあ、という気持ちを新たにさせてくれる。
そもそも、この「原因と結果の法則」「はデール・カーネギー、オグ・マンディーノなど、現代成功哲学の祖たちが、もっとも影響を受けた伝説のバイブル『AS
A MAN THINKETH』なのだ。
聖書に次いで一世紀以上ものあいだ多くの人々に読まれつづけている、驚異的な超ロング・ベストセラーなのもうなずける。
僕の人生を変えた本の一冊。
あなたも自分の人生を歩みませんか?
いつも手元において、ふと忘れた頃くらいに何度も読み返したい一冊です。
●「原因」と「結果」の法則 / 楽天
|
45分で読めるおすすめのビジネス書●第8位『1分間マネジャー』 、
こんなことありませんか?
「せっかく高いお金を出してビジネス書を買ったけれど、まだ読んでないんだよね。」
「やっと読み終えたけれど、それで、いったい、私は次に何をすればいいのだろうか?」
・・・・・と思うこと。
お堅いビジネス書だと読み終わるのに1ヶ月以上かかったり、抽象的な概念ばかり書かれていて、「じゃ、一体、何をすればいいの?」ということにもなる。
そんな中で、本書は贅肉をそぎ落とした実用一点張りのおすすめのビジネス書だ。
ビジネス書は読むことが目的ではなく、それを実践してこそのビジネス書だ。
本書の宣伝文句が以下のとおり
●そんなにお手間はとらせません。
●1時間もあれば十分。
●そしてすぐに実行できる1分間の秘訣が3つ。
●効き目が持続する管理の極意。
●教える。ほめる。叱る。
●リーダーの仕事はたったこれだけ!マネジャー革命に火を点けた世界のロング&ベストセラー。
まさに、この宣伝文句の通りなのだ。
かいつまんで、おもいっきり要約すると・・・・・・
「一分間というピンポイントで関わる事。しかし、直接かかわる以外は、その部下をよく観察しろ」
・・・・・・・という事。
そして、ピンポイントで関わる方法を示してくれる。
眉間にしわを寄せて学術的なビジネス書を読むのもいいが、サクッと本書を読んで、サクッと実践するのはいかが?
僕もこの『1分間マネジャー』を応用して、部下がイキイキと変わっていくのを何度も体験しています。
『気分のよい部下は、よい成果を生む。』 ・・・・・・名言だ。
ちなみ、本書の『1分間マネジャー』以外にも、この「1分間シリーズ」はいずれも簡単に読めて、効果抜群のビジネススキルとビジネスマインドを教えてくれるのでおすすめす。
コンセプトはいずれも同じで、すぐに役立つポイントを簡潔に教えてくれる。
(あくまでも、実践を目指すビジネスパーソンにおすすめ!)
●1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか! /楽天
●1分間リーダーシップ―能力とヤル気に即した4つの実践指導法 /楽天
●1分間自己管理 / 楽天 |
3分であなたの人生を変える●第9位 セレブの名言集
僕がメルマガに最も引しているのが、この「セレブの名言集」なのだ。
普通、名言集や格言集というと「学者」とか「作家」が多いのだが、この名言集は歌手やスター、女優、男優、アスリート等の言葉が詰まっている。
だから、学者臭くなく、実直に、自分の人生の考えをシンプルに力強く話している。
それが気に入って、この「セレブの名言集」をもう5年以上、僕が出しているメルマガに書いている。
例えば・・・・・・・
●どこかで、驚くべき何かが、あなたに見つけられるのを待っている。
カール・セーガン(科学者)
●これまで私がどうしてきたかじゃない。
これからの私、それが私。
ローレン・バコール(女優)
●自分が持っていないものじゃなくて、持っているものを好きになること。
それが、幸せでいる才能さ。
ウッディ・アレン(映画監督・俳優)
●僕は、ブルース・リーが好きさ。
でも、僕には僕のスタイルがあるからね。
ジャッキー・チェン(俳優)
●未来に向き合うにはふたつの方法がある。
ひとつは心配、もうひとつは期待だ。
ジム・ローン (アメリカの講演家)
僕たちは他人の言葉にキズづくこともあるけれど、他人の言葉で勇気づけられることもある。
旅行に行く時、仕事で失敗した時、雨降りの午後に読みたい「ビジネス書」なのだ。
●セレブ100の言葉 / 楽天 |
奥が深い!●第10位仕事は楽しいかね
出張の帰りに、大雪のため一昼夜空港のロビーに足止めされた「私」。
そこで出会ったある老人に、つい仕事で鬱積(うっせき)した感情をぶつけてしまう。
老人は実は、企業トップがアドバイスをほしがるほどの高名な実業家。
その含蓄ある言葉に「私」はしだいに仕事観を揺さぶられていく。
本書は、将来への希望もなく日々仕事に追われる主人公が、老人のアドバイスに自己変革のアイデアを見いだしていく物語である。
それは、唐突に繰り出される老人の言葉とそれを問いただす「私」の会話で展開していく。
たとえば老人は「目標を立てるな」という。
「私」は、目標がなければ進歩の度合いが測れず、軌道修正もできないと反論する。
しかし老人は、斬新なアイデアや商品がなぜ誕生したかを説き明かし、それらが目前の課題に集中した結果であることを指摘。
また、世の中は自分が目標を達成するまで待ってはくれないとも言う。
そして「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」「明日は今日と違う自分になる、だよ」などのアドバイスをおくる。
試すこと、日々変化が必要であること、偶然を見落としていること…。
本書のこうしたメッセージは特別なものではないが、それを痛切に感じさせる語り口が独特である。
「多くの人は他人を凌駕する人材になろうとしているけど、それを他人と同じような人間になることで達成しようとしている」などは、自分を振り返らせるのに十分である。
物語仕立てのビジネス啓発書としては「短編」の部類に入る本書。シンプルながら味わいのある1冊である。
小説で言うなら短編にあたる、それ位の物語の中で、「仕事に対する考え方」をじっくりと考えさせてくれる良書だ。
ほのぼのとしながら、問題意識の高い含蓄のある言葉を僕は忘れることができなし。
今日から実践できる「楽しく仕事を実践していくアイデア」満載の本だ。
若いビジネスパーソンほど、本書をおすすめします。(今のうちに仕事に対する、すっきりとした視線を養っておくべきだ。)
●仕事は楽しいかね? / 楽天 |
|
■おすすめのビジネス書のホームページへ |